【送料無料】冷え取り瓦「長久」フルサイズ(温熱瓦)

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冷え取り瓦「長久」 (フルサイズ)

鍼灸師が開発した温熱瓦「長久」

電子レンジで簡単に加温、付属のタオルで包んで使うだけ!

私はセルフケアとしても、指圧療法と組み合わせた熱指圧としても「長久」を愛用しています。これまで様々な温熱器具を試してきましたが、はじめて「長久」の熱の質に出会ったときに、その上質な熱に感動をおぼえたくらいです。

「熱の入り方が全然違う、そして極上に気持ち良い」

この心地よい熱が、身体の深部までしっかりと浸透します。「長久」の熱の特徴は、湿り気を帯びた熱(湿熱)であることです。土器でできた「長久」は多数の微細な空洞があり、そこに含まれる水分が湿熱を生み出します。

さらに、「長久」は強力な遠赤外線を発生させ、熱が身体の深部まで届きます。これにより、身体の内側からぽかぽかと暖かさを感じられます。

優れたポイント

  • 簡単に使える:電子レンジで3〜4分温め、タオルで巻くだけの手軽さ。
  • 深部に浸透する熱:湿熱と遠赤外線の効果で、身体の内部までしっかりと暖まります。
  • 多用途:セルフケアや指圧療法との組み合わせで、様々なシーンで活用可能。

どれほど優れた効果があっても、使い方が難しかったり準備が大変だと続けるのが難しいものです。「長久」は電子レンジで3〜4分温め、タオルで巻くだけの簡単な使用方法です。(※温める際は、必ずタオルを外し、「長久」のみを電子レンジに入れてください)

誰でも簡単に使え、そして極上に気持ちよく、効果も高い

温熱療法の最高峰の製品であると確信しています。

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オンラインの他、相模大野 紡指圧 にて購入可能です。
温熱瓦を併用した 熱指圧 として指圧療法をセルフケアのアドバイス。
また同業の方であれば、使い方のアドバイスなどもできます。
お気軽にご相談ください。(黒澤一弘

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以下、温熱瓦と手技療法の併用に関する可能性について調査したレポートです。(専門家向け)

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温熱瓦「長久」と手技療法併用による健康増進効果

身体の「冷え」は古来より健康上の問題として認識されてきました。東洋医学では「冷え」は気血の巡りを滞らせ不調を招く重要な要因とされ 、アーユルヴェーダでも「冷え」による消化力低下や不調を温熱療法で改善する知見があります 。実際、「発熱させる力を与えてくれれば、あらゆる病気を治せる」と古代の医師(ヒポクラテス)が述べたように 、適度な温熱は治癒力を高める鍵と考えられてきました。現代医学においても、平熱(水準体温)の高さは代謝や免疫機能に直結しており 、慢性的な低体温や局所の冷えは基礎代謝低下や免疫低下に繋がることが分かっています 。

この先の文章では、遠赤外線温熱デバイス「温熱瓦・長久」と手技療法(按摩・指圧・マッサージ等)を併用することで得られる健康効果について、最新の科学的知見に基づき検証します。

1. 温熱刺激によるヒートショックプロテイン(HSP)誘導と全身作用

ヒートショックプロテイン(HSP)の役割と誘導

HSPは細胞が高熱や酸化ストレスなど様々なストレスに晒された際に発現するストレス防御タンパク質であり、分子シャペロンとして傷んだタンパク質の修復や折りたたみを助ける「細胞の守護者」です 。

温泉・温熱の先端科学をリハビリテーションへ
Frontiers | The anti-inflammatory mechanisms of Hsp70

1960年代にショウジョウバエの高温曝露実験で発見されて以来、動植物から微生物に至るまで生物共通の防御機構として研究が進んできました 。特に分子量70kDaのHSP70は最もよく研究されており、熱ストレスによって最大に誘導される代表的なHSPです 。適度な温熱刺激(一般に体温より+1~2℃程度上昇する40~42℃の範囲)が加わると細胞はHSP産生を増やし、これによってストレス耐性を高め細胞機能を保護します 。実際、安全で容易に実施できる40~42℃の「マイルド加温療法」(HSP療法)によってHSP70を誘導し、疾患治療や健康増進に役立てる試みが行われています 。このマイルド加温では加温そのものにより免疫機能が増強され、鎮痛物質であるエンドルフィンも産生され、さらにHSP誘導による生理作用が発揮されることが報告されています 。すなわち温熱によってHSPが誘導されること自体が、全身の恒常性維持や自己防御力を高めるカギとなるのです。  

HSPの抗炎症・細胞保護作用

誘導されたHSPは細胞内外で多面的な保護作用を示します。細胞内ではHSP70やHSP27が傷害から細胞を守りアポトーシス(細胞死)を抑制するほか、傷んだタンパク質の分解を促進して細胞機能を回復させます 。

Frontiers | From cold to hot: mechanisms of hyperthermia in modulating tumor immunology for enhanced immunotherapy

一方、HSPの抗炎症作用も注目されています。例えばHSP70には強い抗炎症・免疫調節作用があり、関節炎や大腸炎モデルで炎症を抑制することが明らかになっています 。HSP70を投与すると炎症性サイトカインの産生が抑えられ抗炎症性サイトカインが増加することから、免疫系が過剰な炎症を是正しようとする生理的な仕組みと考えられています 。実際、HSP70は炎症性経路(NF-κBなど)の阻害や免疫細胞の抑制的表現型への誘導を通じて炎症を沈静化させることが報告されています 。さらにHSPは免疫寛容(自己免疫疾患の抑制)にも寄与し得ることから、慢性炎症疾患の治療への応用も模索されています 。

HSPの免疫増強作用

興味深いことに、HSPは抗炎症だけでなく適切な免疫応答の亢進にも関与します。温熱ストレス下で誘導されたHSPは自然免疫系を刺激して生体防御力を高める側面があります 。例えば軽度の温熱刺激を繰り返すと、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)活性の上昇やインターロイキン6(IL-6)の低下といった免疫機能の改善が認められています 。実際、日本で行われた研究では、41℃程度の入浴を継続するとNK細胞活性の上昇や炎症性サイトカインIL-6の低減が起こり、免疫力向上と抗炎症効果が確認されています 。このように適度な温熱で誘導されるHSPは、免疫系に良性の刺激を与えて感染防御力を高め得ると考えられます 。さらにHSPは細胞外に放出されると後述のように“危険シグナル”として免疫細胞を活性化する役割も果たし、抗腫瘍免疫にも繋がる可能性があります(※DAMPsの節で詳述)。

臨床研究からの知見

温熱刺激によるHSP誘導が人の健康に与える効果は、温泉療法や運動による検証もなされています。週に1回温泉入浴(41℃前後)を3~6ヶ月継続したRCTでは、被験者の気分や有酸素運動能力、血液指標、腰痛が改善し、その効果は介入終了後も持続しました 。また、デスクワーク男性を対象に2週間ごとに温泉入浴+生活指導を6ヶ月行った試験では、CD4/CD8比の改善(免疫バランスの正常化)や体脂肪低下が1年間持続しました 。こうした効果の背景にHSP誘導が関与すると考えられ、実際に入浴翌日に血中HSP70濃度の有意な上昇が確認されたとの報告もあります 。さらに近年では、温熱負荷によるHSP産生が運動と同様に骨格筋のミトコンドリア機能を高めることも示されています(詳細は後述) 。

Localized Heat Therapy Improves Mitochondrial Respiratory Capacity but Not Fatty Acid Oxidation - PubMed  

以上の知見から、適度な温熱刺激でHSPを誘導することは抗炎症・細胞保護・免疫調節といった全身的な健康効果をもたらすと結論づけられます。したがって、治療現場で患者を温めHSP応答を引き出すことは、科学的根拠に裏付けられた有益な介入と言えるでしょう 。

ヒートショックプロテインの誘導と健康効果(まとめ)

ヒートショックプロテインの誘導と作用 説明と健康効果(参考文献)
HSPの誘導条件 40~42℃程度の温熱刺激(マイルド加温)で最大にHSP70が産生。激しすぎる熱(43℃超)は逆効果だが、適度な熱ストレスは安全にHSPを誘導可能。
[参考文献1]
細胞ストレス防御 HSPは損傷タンパク質を修復・除去し、細胞を保護。アポトーシス抑制によりストレス耐性を向上。
[参考文献2]
抗炎症作用 HSP70は炎症性サイトカイン産生を抑制し、抗炎症性サイトカインを誘導。関節炎・大腸炎モデルで炎症軽減効果を発揮。
[参考文献3]
免疫調節・増強 適度なHSP誘導は免疫の過剰反応を抑えつつ、生体防御は維持・向上。NK細胞活性の上昇やIL-6低減など免疫機能改善が確認。
[参考文献4]
鎮痛・リハビリ効果 温熱でエンドルフィン放出が促進され痛みを緩和。HSP誘導と血流増加で筋組織修復が促され、リハビリテーション効果も高まる可能性。
[参考文献5]


2. 温熱による結合組織の柔軟性向上と手技療法との相乗効果

コラーゲン線維と温度の関係

筋肉や腱・靭帯、筋膜といった結合組織は、主成分であるコラーゲン線維の物性が温度に大きく依存します。一般に組織温度が上昇するとコラーゲン線維の弾性が増し、伸展性(extensibility)が向上します 。古典的な実験では、40℃を超える温度帯で結合組織の伸張余力が飛躍的に高まることが報告されています 。たとえば、引っ張った腱を加熱すると低温でも変性が起き始め、逆に加熱しない腱ではもっと高温にならないと構造変化しなかったとの結果があり、熱とストレッチ(牽引)の同時併用でコラーゲン線維に相乗的な変化(伸長)が起こることが示唆されました 。これは、熱によってコラーゲン間の結合が一部緩み、線維が滑りやすくなるためと考えられます。また、温度上昇により筋線維の粘弾性も低下し、組織全体として「しなやかさ」が増す効果があります

The effect of heat applied with stretch to increase range of motion: a systematic review - PubMed
Therapeutic effects of heat, cold, and stretch on connective tissue - PubMed

柔軟性・可動域の向上

温熱による結合組織柔軟性の向上は、実際の可動域(Range of Motion; ROM)改善として確認されています。複数の研究を統合した系統的レビューによれば、ストレッチ単独よりもストレッチ+加温を併用した方が有意に関節可動域が拡大することが示されました 。このレビューでは、加温方法(超音波・ホットパック等)の種類や単回vs複数回介入といった条件を分析し、いずれにおいても「温めながら伸ばす」アプローチが効果的であることが示唆されています 。また、別の研究では膝関節の屈曲に必要な力を測定したところ、患部を温めた場合は冷やした場合よりも関節拘縮が解消され、膝を曲げるのに必要な力が約25%も減少しました

Effect of heat and cold on tendon flexibility and force to flex the human knee - PMC

つまり、温熱は筋・腱・靭帯を柔らかくし、関節の曲げ伸ばしを容易にする効果があるのです。一方、冷却は逆に組織を硬直させ可動域を減少させるため、リハビリやストレッチ前の過度な冷却は望ましくないとされています

滑走性の改善と「癒着」の解消

筋肉や筋膜の滑走性(組織同士の滑りの良さ)も温熱によって改善します。筋膜組織はヒアルロン酸を主成分とする潤滑液(基質)に富み、この粘稠度が低いほど組織の滑りは良好です。温熱はヒアルロン酸基質の粘性を低下させ、組織間の摩擦抵抗を減らすことで筋膜の滑走をスムーズにします 。これにより、慢性的な過用や炎症で生じた筋膜間の癒着(粘連、ファシアの肥厚・線維化)が解消されやすくなります 。実際、適度な温熱療法によって筋膜の水和性が増し潤滑性が高まることで、動作時の組織どうしの滑りが改善し可動域が拡張することが報告されています 。マッサージや筋膜リリースといった手技は癒着を解消させるのに有効ですが、事前に温熱で組織を柔らかくしておくことで施術効果が高まり、より安全かつ快適にリリースが行えると考えられます。

Viscoelastic Properties of Hyaluronan in Physiological Conditions - PMC
Hyaluronan and the Fascial Frontier - PMC

手技療法との相乗効果

温熱と手技療法の組み合わせは、双方の長所を活かした相乗効果が期待できます。温熱で組織の抵抗が減った状態でストレッチや関節モビリゼーションを行えば、より少ない力でより大きな可動域改善が得られます 。実際、低負荷持続伸張(low-load prolonged stretch)に温熱を組み合わせると、温熱なしより有意に柔軟性が増すとの報告があります 。また、マッサージや指圧と組み合わせる場合も、温熱による血行促進と筋緊張緩和効果で施術の刺激が深部まで浸透しやすくなり、筋のこわばりや痛みの軽減が増強されます。温熱刺激は交感神経のトーンを下げ副交感神経優位に導くためリラクゼーション効果も高く 、これは施術による痛みの閾値を上げる(痛みを感じにくくする)効果にも繋がります。さらに、温熱後に施術で得られた関節可動域の拡大をクーリングで維持するといった方法(施術後に伸張位のまま冷却し新たな長さを定着させる手法)も一部報告されています が、一般臨床ではまず温熱+施術で可動域を十分に確保することが重要でしょう。

The effect of heat applied with stretch to increase range of motion: a systematic review - PubMed
Therapeutic effects of heat, cold, and stretch on connective tissue - PubMed

このように、温熱療法を積極的に組み合わせることで、手技療法(ストレッチ・マッサージ等)の効果を最大化できることは理学療法・スポーツ医学の分野で広く認められています 。治療家にとって、患者の患部を適切に温めてから手技を施すことは、科学的にも合理的であり、治療効果と患者満足度の向上に寄与します。

 

温熱とストレッチ/手技の組み合わせ効果

温熱とストレッチ/手技の組み合わせ効果 具体例と科学的根拠(参考文献)
コラーゲンの伸展性向上 40℃前後への加温でコラーゲン線維の伸びやすさ増大。温熱+牽引で相乗効果的に組織伸長。
[参考文献1]
関節可動域 (ROM) 改善 ストレッチ前に温めるとROM拡大効果が増強。熱+ストレッチ群はストレッチ単独群より有意に可動域増。
[参考文献2]
筋・靭帯の柔軟性 20分の加温で膝の靭帯柔軟性が向上し、冷却時より関節の曲げ伸ばしが容易に。温熱は筋肉・腱の弾性を高め傷害予防にも有用。
[参考文献3]
筋膜の滑走性改善 温熱により筋膜間の潤滑液(ヒアルロン酸)の粘度低下。癒着が剥がれやすくなり、手技によるリリース効果が高まる。
[参考文献4]
疼痛閾値の上昇 温熱は血流増大と副交感神経優位化で筋スパズムを軽減。マッサージと併用で痛みの感じにくさ・心地よさが増す。
[参考文献5]
術後の定着 (応用)伸張後に伸展位で冷却すると新しい長さを維持しやすい報告も。ただし基本は温熱併用で十分な伸張効果を得ることが先決。
[参考文献6]

 

3. 冷えによるミトコンドリア機能不全と温熱による代謝活性の回復

冷えと細胞代謝

私たちの細胞内でエネルギー(ATP)を生み出すミトコンドリアは、温度条件によってその活性が大きく変動します。ミトコンドリア酵素は約37℃の平熱環境で最も活発に働き、それより体温が低下するとATP産生効率が落ちることが知られています

Dynamic regulation of mitochondrial respiratory chain efficiency in Saccharomyces cerevisiae - PubMed
Plasticity of mitochondrial function safeguards phosphorylating respiration during in vitro simulation of rest-phase hypothermia - PubMed

生化学的には、多くの酵素反応は温度感受性が高く、温度が10℃下がると反応速度が1/2~1/3になる(Q10効果)ものもあります。したがって、局所的でも組織温度が平常より数℃低い「冷えた」状態では、そこに存在する細胞のミトコンドリア機能も低下し、エネルギー代謝が滞ってしまいます 。例えば、お腹を冷やすと消化管組織の代謝が鈍り消化不良を起こしやすくなることや、手足の末端が冷えると筋肉の出力低下や疲労蓄積に繋がりやすいことは日常的にも経験されるところです。また血行不良も冷えの一因ですが、血液はミトコンドリアへ酸素と栄養を届け老廃物を運び去る役割があるため 、血行が悪いとミトコンドリアの基礎代謝活動が十分発揮できません。実際、平熱が低い人は基礎代謝率が低く太りやすい・疲れやすい傾向が報告されており、冷え性体質が肥満や倦怠感と関連するとの指摘もあります

ミトコンドリア機能不全の影響

ミトコンドリアはATP産生だけでなく、細胞の生存・死や活性酸素種(ROS)産生調節にも関与するため、その機能不全は様々な不調に繋がります 

Mitochondrial dysfunction: mechanisms and advances in therapy | Signal Transduction and Targeted Therapy
Targeting Mitochondrial Dysfunction and Reactive Oxygen Species for Neurodegenerative Disease Treatment - PMC
Mitochondrial Dysfunction and Chronic Disease: Treatment With Natural Supplements - PMC

冷えによりミトコンドリアの酸素消費とATP生成が低下すると、全身の代謝が落ち免疫力も低下します 。実際、低体温の人は白血球の働きが鈍く感染症にかかりやすいとの報告もあります。

Low body temperature governs the decline of circulating lymphocytes during hibernation through sphingosine-1-phosphate - PMC
Is therapeutic hypothermia immunosuppressive? - PMC

またエネルギー不足により細胞修復・老廃物処理が滞るため、疲労物質や老化促進物質の蓄積を招きやすくなります 。さらに、ミトコンドリアが十分に働かないと熱産生(特に褐色脂肪組織など)が低下し一層冷えやすくなるという悪循環も起こります 。このように「冷え」はミトコンドリア機能不全を介して代謝低下・免疫低下・疲労蓄積など多面的な悪影響を及ぼす可能性があるのです。

Thermogenesis and Energy Metabolism in Brown Adipose Tissue in Animals Experiencing Cold Stress - PMC
Brown fat-specific mitoribosomal function is crucial for preventing cold exposure-induced bone loss - PubMed

 

 

 


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